「子曰く…」儒学者ゆかりの滋賀県高島市で小学生が論語学ぶ 

AI要約

滋賀県高島市安曇川町で行われた小学生向けの講座「了佐てらこや小学校」について。児童が論語を学び、読み書きに挑戦した内容や活動について報告。

西川桂邨代表が講師を務め、児童が論語を読み上げたり習字の基本練習を行うなどの活動が紹介されている。

最終日には論語の一節を毛筆で書いた児童の様子や感想、書いた作品の展示について記載されている。

「子曰く…」儒学者ゆかりの滋賀県高島市で小学生が論語学ぶ 

 滋賀県高島市ゆかりの儒学者中江藤樹の弟子で、努力して医師となった大野了佐に学ぶ小学生向けの講座「了佐てらこや小学校」が、同市安曇川町の安曇川公民館で開かれた。児童は論語の一節をしたためるなど読み書きに挑戦した。

 江戸時代の寺子屋のように読み書きの大切さを伝えようと、近江聖人中江藤樹記念館(同町)が2006年から開いている。市内の小学4~6年生5人が参加し、7月末から3日間で実施された。

 NPO法人「心のふるさと書道会」の西川桂邨代表(64)=同市=が講師を務めた。児童は、西川さんに続いて論語を読み上げたほか、習字の基本練習に取り組み、藤樹についても学んだ。

 最終日には、大型の書道用紙に「子曰(いわ)く、吾(わ)れ十有五にして学に志し、三十にして立ち―」と論語の一節を毛筆で書いた。修了証を贈られた小学6年生の女児(11)は「論語から先人たちの頑張りを学ぶことができた」と話した。

 書き上げた書は28日~9月19日、安曇川公民館のエントランスホールで展示される。される。