【台風情報】関東上陸の可能性はどれくらいある?16日(金)は関東の一部が予報円の中に 台風7号進路予想 気象庁・アメリカ・ヨーロッパの進路予想と比較【雨・風・波シミュレーション】

AI要約

台風7号は関東のすぐ東海上を進み、強い勢力で関東に最接近する予想です。

気象庁とアメリカ海軍の予想では、台風が房総半島のすぐ東を通過し、最大風速がピークを迎えるとされています。

他国の予報機関も同様な予想をしており、暴風域に入る確率が高いと警戒が必要です。

【台風情報】関東上陸の可能性はどれくらいある?16日(金)は関東の一部が予報円の中に 台風7号進路予想 気象庁・アメリカ・ヨーロッパの進路予想と比較【雨・風・波シミュレーション】

■台風7号は関東のすぐ東海上を進む予想 上陸の可能性は?

台風7号は、日本の南海上を発達しながら北上しています。気象庁の進路予想では、このまま北上を続けて16日(金)午後に、房総半島のすぐ東の海上を中心とする予報円に達する見込みです。

この時点で中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル、中心気圧は950ヘクトパスカルで発達のピークを迎えて“強い勢力”で関東に最接近する予想です。気象庁の予報円の一部が房総半島にかかっています。

気象庁が発表している暴風域に入る確率では、房総半島の一部では70%以上の確率で暴風域に入る可能性があるとされています。

では台風が関東地方に上陸する可能性はどれくらいあるのでしょうか。アメリカ・ヨーロッパなど海外予報機関の進路予想と比較しながらそのあたりを見ていきましょう。

■アメリカ海軍

アメリカ海軍の台風7号の予想です。気象庁と同じように房総半島のすぐ東の予想を発表しています。気象庁と同じようなコースや発達のタイミングの傾向を予想しています。こちらも関東の最も近づいた時に最大風速の予想が最も大きく発達のピークを迎える予想です。

ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)

■アメリカ海洋大気庁

気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」であることを意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表しています。

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。