プラスティック管メーカー「マルタカ」が自己破産 負債7900万円 資材高騰などで採算悪化【福井】

AI要約

鯖江市のプラスティック管メーカー「マルタカ」が自己破産を申請し、破産手続きが開始されたことが判明。

会社の負債額は約7900万円で、過去の成功から急激な経営不振に至る経緯が説明されている。

原油価格の高騰や受注減少などが要因となり、事業継続が難しくなり断念する結果となった。

民間の調査会社・帝国データバンクによりますと、鯖江市のプラスティック管メーカー「マルタカ」は、7月5日に福井地裁に自己破産を申請し、1日、破産手続き開始の決定を受けたことが分かりました。負債額は約7900万円です。

「マルタカ」は、1988年に設立されたプラスティック管メーカーで、大手メーカーから発注を受け、プラスティック製自動車エアコンダクトを主体に、ピーク時には1億円を超える年間売り上げがありました。

しかしその後、競争の激化や自動車業界の生産調整などの影響を受けて受注が低迷、2023年3月期の年間売り上げは約2000万円にまで落ち込んでいました。

更に、原油価格の高騰によるプラスティック原料の値上がりで採算が大きく悪化し、資金繰りも厳しくなっていることから事業の継続を断念したものです。