熊本ヴォルターズのヒロナカ新HC「B1昇格に全力」 熊本市で就任会見 バスケ男子B2

AI要約

バスケットボールBリーグ2部(B2)の熊本ヴォルターズが新ヘッドコーチのジェフリー・ヒロナカ氏の就任会見を開催。ヒロナカ氏はB1昇格を目指す意欲を示す。

ヒロナカ氏は高いレベルのチームだと評価し、テンポの速い試合と高いシュート精度を目指す方針を明らかにした。

米国で30年以上の指導経験を持つヒロナカ氏は、世界のバスケットボールを理解する知識を活かし、チームを成長させることが期待されている。

熊本ヴォルターズのヒロナカ新HC「B1昇格に全力」 熊本市で就任会見 バスケ男子B2

 バスケットボールBリーグ2部(B2)熊本ヴォルターズは9日、新ヘッドコーチ(HC)のジェフリー・ヒロナカ氏(67)の就任会見を熊本市中央区のメディメッセ桜十字で開いた。ヒロナカ氏は「チームの目標であるB1昇格に向けて全力を尽くす」と抱負を述べた。

 ヴォルターズのバスケットボールについては「高いレベルにある。B1昇格へ期待が持てるチーム」と分析。チームづくりの方針として「テンポの速い試合を目指す。選手たちは高い精度でシュートを放ってほしい」と話した。

 同席した湯之上聡社長は「ヒロナカ氏は米国での指導歴が長く、チームと選手を成長させていく能力がある。世界のバスケットボールを知る人物をHCに招聘(しょうへい)したかった」と起用理由を説明した。

 ヒロナカ氏は日系3世の米国人。米大学バスケットボール界の指導で30年以上のキャリアがある。ヴォルターズ発足時の2013年には、アドバイザーを務めた。(水田智)

 ◆「シュートを多く打てるチームに」 ヒロナカ新HC・一問一答

 熊本ヴォルターズの新ヘッドコーチに就いたジェフリー・ヒロナカ氏(67)に、チームづくりの方向性などについて聞いた。(萩原亮平)

 ─目指すチーム像を教えてください。

 「迅速にプレーし、シュートを多く打てるチームにする。バスケはシュートを打たない限り勝つことはできない。そのために攻守ともにしっかりと準備したい」

 ─9月21日には天皇杯全日本選手権の試合があります。短い期間でどう準備しますか。

 「外国籍選手の合流はこれから。まずは選手が互いに親しみ、チームプレーができるようにしていく。味方も自分も生かすようなプレーができるようにする」

 ─期待を寄せる選手は誰ですか。

 「(新加入の)キヘイ・クラークだ。非常に優秀なプレーヤーで、リーダーシップもある。勝ち方を知っている選手だと考えている」

 ─今回のHC就任の決め手は何ですか。

 「湯之上聡社長の存在が大きい。(彼とは)かつて米国の大学で一緒にチームづくりをした。彼に成功をもたらし、恩返しをしたいと思った」