“475.5ミリ”の観測も 岩手県内3地点で48時間降水量が「観測史上最大」(12日午後1時現在) 大雨による土砂災害や河川の増水に厳重な警戒を【台風5号】

AI要約

岩手県が記録的な大雨に見舞われている状況を報告。

観測史上最大の降水量が記録されていることを示す。

気象庁が土砂災害や浸水などのリスクに対する警戒を呼びかけている。

“475.5ミリ”の観測も 岩手県内3地点で48時間降水量が「観測史上最大」(12日午後1時現在) 大雨による土砂災害や河川の増水に厳重な警戒を【台風5号】

台風本体の発達した雨雲や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、岩手県内は激しい雨に見舞われている所があり、総雨量が平年の8月1か月分の降水量の2倍を超える記録的な大雨となった所もあります。

久慈市と大槌町の合わせて3つの観測地点では12日午後1時までの「48時間降水量」が、観測史上最大を記録しました。

このうち最も降水量が多いのが久慈市下戸鎖(しもとくさり)で、475.5ミリです。これまでの観測で最も多かった2023年8月15日の364.5ミリを大幅に更新しました。

次いで降水量が多いのが大槌町大槌で300.0ミリ。2000年の統計開始後最も多くなりました。

観測史上最大を記録したもう一か所は久慈市山形で、1999年10月29日の267ミリを上回る、279.5ミリを観測しました。

記録的な大雨を受け、気象庁は12日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。