シロイルカの赤ちゃん公開 6月誕生、30分ごとにお乳飲む しまね海洋館アクアス、19~23日も

AI要約

しまね海洋館アクアスで、生まれたシロイルカの子イルカが初めて会員向けに公開された。約300人が母子の姿を楽しみ、成長を願った。

母イルカは2度目の妊娠で、イルカの出産時には保護措置が取られている。母子は順調に成長しており、一般公開に向けた準備が進められている。

会員向けの限定公開が行われ、子イルカの成長を喜ぶ参加者が多く、今後の展開が期待されている。

シロイルカの赤ちゃん公開 6月誕生、30分ごとにお乳飲む しまね海洋館アクアス、19~23日も

 しまね海洋館アクアス(浜田市・江津市)が10日、6月に生まれたシロイルカのアンナの子イルカを年間パスポート会員向けに初めて公開した。約300人が母ともに優雅に泳ぐ姿に癒やされ、健やかな成長を願った。今後2頭の様子を見て、9月上旬の一般公開を目指す。

 アンナは昨秋に2度目の妊娠を迎え、今年6月24日に雄1頭を出産した。出産前後で人影や物音に過敏になる母イルカへの刺激を抑えるため、普段泳ぐプールから7メートル離れた位置にパーティション(幅5メートル、高さ2メートル)を設置。イルカが来館者の姿を見えにくい仕様に施している。

 母子ともにおよそ30分に1回のペースで授乳が見られるなど順調に成長しており、一般公開に向けて会員限定でパーティション越しに試験公開した。

 1回当たり20分間の限定公開を3回実施。会員は出産時から体長が約10センチ伸びた推定165センチの子イルカが姿を現すと「見つけた」と喜び、スマートフォンで写真を撮った。広島県東広島市の保育園児(6)は「(子イルカが)小さくてかわいかった。大きく育ってほしい」と願った。

 19~23日も午後3時半から、会員限定で30分間の試験公開を行う予定。多数の物音に影響されず、安定して授乳ができるかなどの様子を見て一般公開の日程を決める。7月に生まれたアーリャの子イルカも順調に育っているが、公開時期は未定という。