V長崎、上位決戦ドロー 横浜Cと0-0 サッカーJ2

AI要約

明治安田J2第26節第1日の結果。V・ファーレン長崎と横浜FCが0-0で引き分け。V長崎は3位に留まり、横浜FCは2位に後退。首位は清水が浮上。

V・ファーレン長崎は横浜FCとの接戦を終え、3試合ぶりに無失点で引き分け。守備陣が奮闘し、重要な勝ち点1を獲得。

今夏加入の新メンバーも奮起し、下平監督は新たな戦力となる可能性を見せた。次節に向けての好材料となった。

V長崎、上位決戦ドロー 横浜Cと0-0 サッカーJ2

 明治安田J2第26節第1日(10日・ニッパツ三ツ沢球技場ほか=7試合)V・ファーレン長崎と横浜FCの上位対決は0-0で引き分けた。V長崎は通算14勝10分け2敗の勝ち点52で順位は3位のままで、横浜FCは勝ち点54で2位に後退。群馬に4-0で大勝した清水が勝ち点55で首位に浮上した。

 V長崎は前半追加タイムにカウンターから絶好機を迎えたが、マテウスがGKをかわして放ったシュートは相手DFに阻まれた。後半は序盤から攻め込まれる時間が続いた。16分に松澤らを投入し、サイドから好機をつくったが、最後までゴールを奪えなかった。守備陣が体を張り、3試合ぶりの無失点で切り抜けた。

 岡山は千葉と0-0。山口は栃木に4-3で逆転勝ちした。いわきは愛媛に2-1で競り勝って3連勝を飾った。

 第26節最終日は11日、3試合を実施。第27節は17、18日、各地で10試合が行われ、V長崎は17日午後7時から、山形県天童市のNDソフトスタジアム山形で山形と対戦する。

◎「ヤマ場」耐えて勝ち点1 3試合ぶりの無失点

 J1自動昇格を争う横浜FCと引き分けたV・ファーレン長崎。後半は押し込まれる時間が続いたが、耐えてゴールを割らせなかった。下平監督は「内容的には横浜FCの試合。その中で勝ち点1を持って帰れるのはポジティブ」と、負けなかったことを前向きに捉えた。

 下平監督が「優勝、昇格するためのヤマ場」と位置づけて臨んだ一戦。もし敗れれば、前節首位に立った横浜FCとの勝ち点差が5に広がる状況だった。何度も危ない場面があり、後半追加タイムにはカウンターから数的不利のピンチを迎えたが、途中出場の増山が戻って守り切った。

 今夏加入したDFの照山と青木義が初先発し、3試合ぶりの無失点に貢献したのも終盤戦に向けて好材料だ。下平監督は「新しいメンバーや途中出場の選手も最後まで体を張ってくれた」と評価していた。