【速報】20代職員が火葬場の遺体をスマホ撮影、LINEで知人と画像共有 滋賀・湖南

AI要約

滋賀県湖南市の20代男性職員が市浄苑で遺体を撮影し、知人2人に共有したことが判明。

男性職員は火葬炉内の遺体をスマートフォンで撮影し、LINEで写真を共有したが、知人の1人が告発。

男性職員は懲戒処分を受け、撮影した遺体写真は他に流出していないとされている。

【速報】20代職員が火葬場の遺体をスマホ撮影、LINEで知人と画像共有 滋賀・湖南

 滋賀県湖南市環境政策課の20代男性職員が、昨年度に勤務中、市浄苑(火葬場)で火葬炉内の遺体を撮影し、写真を知人2人と共有していたことが10日、分かった。市は5月31日付で男性職員を懲戒処分にして同日に報道発表したが「被害者側の意向」などとして詳細な事実は公表していなかった。

 複数の市関係者や京都新聞社が情報公開請求した文書によると今年1月、男性職員は業務のために市浄苑(岩根)を訪れた。施設内部にある火葬炉の確認窓から市民の遺体を私用のスマートフォンで撮影し、写真を故人の名字とともに知人2人にグループLINE(ライン)で共有したという。

 写真を共有した知人の1人が5月上旬に市に相談して発覚。市は事実確認後に、生田邦夫市長と市幹部、男性職員が被害者側に謝罪した。男性職員は市の聴き取りに対し、「初めて火葬炉の中を見て衝撃もあり、心情的な配慮を欠いた行動をしてしまった。興味本位で写真撮影してLINEに載せたのは申し訳なかった」などと話したという。市は、男性職員の知人2人以外には写真の流出はないとしている。

 市は同31日、男性職員を「秘密漏えいに準じる行為」として減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。報道発表も同日に行ったが、「被害者側との約束」を理由に「執務時間中に男性職員が私用のスマートフォンで業務に関係のない撮影をして、写真と名字をグループラインに掲載」という内容のみ公表し、具体的事実は明らかにしなかった。

 同問題を巡っては、生田市長と橋本弘三副市長が「昨年からの度重なる不祥事の責任をとる」として減給10分の1(1カ月)としていた。