歩行者用と車用…“自転車OK”の信号はどっち?自転車で歩道を走れる?いまさら聞けない交通ルールの疑問を深堀りしてみた
自転車が車道を走行する際には車用の信号機を見るべきであるが、歩道を走る場合には歩行者用の信号機を見る必要がある。
自転車が歩道を走行できる条件として、特定の標識や表示がある場合、13歳未満の子供や70歳以上の高齢者、身体に障害がある方、工事中の道路では歩道を走行できる。
自転車に乗る際には、適切な信号機を見て進むことが重要であり、その際には交通ルールを再確認して安全に運転することが求められる。
年々、レンタサイクルの利用者が年々増加するなど、通学や通勤に利用者が増えている自転車ですが誤解している交通ルールがあることをご存知でしょうか。
きょうは自転車や車を運転する上で、改めて確認しておきたい交通ルールを深堀りします。
■車道の信号と、歩行者用の信号があるけど…
教習所で学んで免許を取得する車と違って交通ルールを学ぶ機会が少ない自転車。
走行する場所も歩道だったり、車道だったりと、さまざまです。
では、信号には歩道用と車道用がありますが、自転車はどちらの信号に従うべきなのでしょうか。歩道用でしょうか?車道用でしょうか?
まちで聞いてみました。
女性「歩道も走ったりするから…歩行者用?」
男「普段はこっち。歩行者用のやつなので…あまり意識してなかったです」
男性「歩行者がいるかどうかで…」
多くの人が「歩道用の信号」と答える一方で「両方」と答えた人も。
この疑問に答えてくれるのは、石川県警で交通安全教育を担当する窪美希さんです。
■自転車で走行中の信号は…県警に聞いてみた
Q.歩行者用と車用、どっちを見たらいい?
窪さん「自転車は原則として自動車用、車用と同じ信号機を見ていただくことになります」
Q.なぜ?
「自転車は原則として車道の左端を走ることになるからです」
法律上、自転車は軽車両扱いになり、車道を走行するのが原則ですので車道用の信号に従うのが正しいことになります。しかし「例外」があります。
ポイントは「歩道を走行できる場合」です。
■覚えていますか?自転車が歩道を走行できる場合…
Q.自転車が歩道を走るときはどんな時か
窪さん「自転車が歩道を走ることができるというこの標識や表示がある場合、それから、自転車の運転手さんが13歳未満のこども、それから70歳以上の高齢者、または体に障害がある方の場合、それから、工事中なので自転車が走るのが危険な場合は、自転車は歩道を走ることができます。」
Q.その時も自動車用の信号機を見て進めばいい?
「歩道を走ってきた場合には、歩行者用の信号機を見て渡っていただくことになります。自転車に乗る際にはですね、ルールを再確認していただいて安全に自転車に乗っていただきたいなと思います」