教育委員会サイトに不正アクセス 元市立小学校の講師、容疑で逮捕 浦安

AI要約

浦安市教育委員会が管理する小学校教職員向けの情報サイトに不正アクセスした元教職員が逮捕された。容疑者は違法アクセスを認めており、動機が詳しく調査される。

容疑者は22回もの間、退職後に教育支援システムに不正アクセスしたとされる。

市教委は再発防止のため、情報管理の見直しや個人情報保護の強化を進める方針を示している。

教育委員会サイトに不正アクセス 元市立小学校の講師、容疑で逮捕 浦安

 浦安市教育委員会が管理する小学校教職員向けの情報サイトに、退職後に不正アクセスしたとして、浦安署は8日、不正アクセス禁止法違反の疑いで浦安市に住む、元浦安市立北部小学校講師で塾講師の男(28)を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。動機を詳しく調べる。

 逮捕容疑は6月9日午前1時10分~同月27日午前4時5分ごろに計22回、接続権限がないのに「浦安市学校教育支援システム」に不正アクセスした疑い。

 同市教委によると、同システムは同市公立学校の教職員が教育活動に必要とする資料や児童の個人情報などをまとめて管理。教職員は個々のパスワードで自校のサイトに入って閲覧できる。容疑者は4月1日に北部小に着任したが、6月3日付で退職した。退職に伴って同校が本人のアカウント削除を市教委に申請する運用基準となっていたが、申請を忘れていたという。

 不正アクセスを知った市教委から相談を受けた同署が捜査していた。

 市教委は再発防止に向け、同システム運用基準の見直しを含めた情報管理の徹底や個人情報保護の強化を進めたいとしている。(本紙・千葉日報オンラインでは実名)