“高校生リバースメンター” 知事に政策提言 群馬

AI要約

山本群馬県知事の相談役「高校生リバースメンター」が若者の流出防止や教育現場の改善などを提言

高校生が常識にとらわれない自由な発想で政策提言を行う取り組みで実績があり、今年も活動を継続

高校生が若者の県外への流出防止や児童虐待防止など、様々な政策提案を行っており、今後の実施への展望も明らかに

“高校生リバースメンター” 知事に政策提言 群馬

山本群馬県知事の相談役「高校生リバースメンター」が9日、若者の流出防止や教育現場の改善などを提言しました。

「高校生リバースメンター」は、高校生が山本知事の相談役となり、常識にとらわれない自由な発想で直接アドバイスや政策提言を行う全国に先駆けた取り組みです。

昨年度初めて実施され、eスポーツイベントの開催やHPVワクチンの普及など、高校生が提言した政策が実現に繋がった例もあります。今年度は6月に10人の高校生が委嘱され、約2カ月間担当部局などと協議を重ねながら提言の準備を進めてきました。

前橋女子高校1年の庭山藍沙さんは、若者の県外への流出防止をテーマに発表しました。庭山さんは、県外に進学した若者のうち7割は県内に戻ってきていないことに危機感を示しました。そして、若者のUターン就職を増加させるため、高校生向けのインターンシップを拡大することや、県内の仕事を紹介する冊子を作ることなどを提案しました。

このほか児童虐待を防ぐための子ども食堂の活用や、アニメ産業を通じた地域活性化など、若い視点で政策を訴えていました。

今後は提言した政策の事業化へ向けて担当部局との協議を続けるほか、知事との意見交換会も予定しているということです。