福島県猪苗代町で日本アグーナリー開幕 障害者と健常者、尊重し合う社会へ 12日まで活動

AI要約

日本アグーナリーは福島県で開催された障がいスカウトキャンプ大会で、約900人が参加し、人格と個性を尊重し合う社会を目指している。

2020年に延期された4年に一度のイベントで、北海道・東北で初めて開催された。

参加者は野営や交流プログラムに参加し、秋篠宮家の次女佳子さまも視察される予定。

福島県猪苗代町で日本アグーナリー開幕 障害者と健常者、尊重し合う社会へ 12日まで活動

 日本アグーナリー(国際障がいスカウトキャンプ大会)は8日、福島県猪苗代町の国立磐梯青少年交流の家で始まった。国内外の関係者ら約900人が参加し、障害の有無にかかわらず、人格と個性を尊重し合う社会実現を目指す。12日まで。

 ボーイスカウト日本連盟の主催。4年に1度の開催で、13回目。2020(令和2)年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期された。北海道・東北で初となる。

 開会式が行われ、福島連盟派遣隊など参加する55個隊の隊旗がそれぞれ入場し、開会が宣言された。大会長の水野正人ボーイスカウト日本連盟理事長が「福島県が誇る磐梯山の麓で開催する。障害がある人、健常者が一緒に絆を強め、生涯忘れられない大会にしてほしい」とあいさつした。安江伸夫文部科学政務官、ボーイスカウト福島連盟長の内堀雅雄知事らが祝辞を述べた。

 全員で大会テーマソング「かがやけアグーナリー」を歌い、心を一つにした。

 参加者は野営や交流の家に宿泊しながら交流を深める。ハイキングやカレーライス作り、天体観測などさまざまなプログラムに臨む。11日は6班に分かれ、猪苗代湖や鶴ケ城などを訪れる。

 10日は秋篠宮家の次女佳子さまが視察される。