ガスに覆われていたが…出てきた御来光、登山者歓声 南アルプス最南部の光岳

AI要約

南アルプス最南部の光岳山小屋から御来光を楽しむ登山者たち。

時間が経過する中、ガスが晴れ始め太陽と山々が見え始める。

登山者たちは喜び、写真を撮りながら1日の登山準備を行う。

ガスに覆われていたが…出てきた御来光、登山者歓声 南アルプス最南部の光岳

 南アルプス最南部に位置する光岳(てかりだけ)(2592メートル)山頂付近の光岳山小屋から6日朝、御来光が望め、登山者らがつかの間の記念撮影を楽しんだ。

 日の出時刻は午前4時55分だったが、ガスに覆われて周囲の山も見ることができずに時間が経過。諦めかけていた午前5時15分過ぎ、晴れ始める。小屋から歩いて15分ほどに位置するイザルガ岳(2540メートル)の山頂と御来光が重なるように太陽が顔を出した。

 周囲の聖(ひじり)岳(3013メートル)や上河内岳(2803メートル)の山々も姿を見せ、宿泊していた登山者らは「見えた、見えた!」と興奮した様子。埼玉県小川町の渡辺正さんはスマートフォンで撮影しながら「見えないと思っていたのでうれしい。おかげで1日頑張って歩けます」と笑顔を見せた。