殿ダム内部を親子連れ探検 鳥取河川国道事務所一般開放イベント

AI要約

国土交通省鳥取河川国道事務所が殿ダムの一般開放イベントを開催し、約40人の親子連れが内部探検を楽しんだ。

参加者は監査廊を慎重に降り、ダム内部の点検装置や安全措置について学びながら巡った。

一部参加者は急な階段に苦労しつつも、夏なのにひんやりとした内部で貴重な体験をしたと感想を述べた。

殿ダム内部を親子連れ探検 鳥取河川国道事務所一般開放イベント

 国土交通省鳥取河川国道事務所は4日、鳥取市国府町殿の殿ダムの一般開放イベントを開催した。内部を一般公開する「殿ダム内部探検」もあり、約40人の親子連れが普段は見ることができない施設内を職員の案内で歩いて回り、ダムへの理解を深めた。

 探検の参加者は管理支所でダムの歴史や役割などを学んだ後、施設内部の点検に使われる監査廊に移動。入り口からの高低差が約80メートルあるダムの底に向かって、最大傾斜45度の階段を手すりにつかまりながら慎重に降りていった。

 一行は道すがら、監査廊内の気温は年間を通して12度程度であることや、設置されている「ひずみ計測器」や「浸透計」で施設の安全を点検していることなど、職員から説明を受けながらダム内を巡った。最後は、高さ約14メートルのらせん階段を懸命に登り、出口を目指した。

 同市内の30代の女性は「階段が急で膝が笑ってしまい大変だったが、内部は夏なのにひんやりしてて気持ちよかった。貴重な体験になった」と話した。