「渋谷盆踊り」に6万人 109前交差点に櫓、「BEGIN」新曲披露も

AI要約

第5回渋谷盆踊り2024(通称しぶぼん)が109前や道玄坂で開催された。主催は渋谷道玄坂商店街振興組合。

天候に恵まれたイベントではオープニングセレモニーや点灯式が行われ、盆踊りがスタート。クレヨンしんちゃんもサプライズ登場し、新曲も初披露された。

約6万人が来場し、外国人も多く参加。さまざまなイベントやブースも楽しめた。

「渋谷盆踊り」に6万人 109前交差点に櫓、「BEGIN」新曲披露も

 「第5回渋谷盆踊り2024」(通称「しぶぼん」)が8月3日、「SHIBUYA109」(渋谷区道玄坂2、以下109)前や道玄坂などで開かれた。主催は渋谷道玄坂商店街振興組合。(シブヤ経済新聞)

 2017(平成29)年に始まった「しぶぼん」は、109前交差点に櫓(やぐら)を組み、周辺の道玄坂(道玄坂上交番前まで)、文化村通り(道玄坂二丁目まで)を歩行者天国にして盆踊りを展開。天候にも恵まれたこの日は、オープニングセレモニーで同組合の大西賢治理事長や長谷部健渋谷区長があいさつ。関係者による点灯式でボタンが押されると、ちょうちんが一斉に点灯し、祭りが始まった。

 盆踊りは、「渋谷音頭」「オリンピック渋谷音頭」でスタート。櫓を取り囲み、浴衣姿などで踊りの輪ができた。ステージではサプライズで「クレヨンしんちゃん」の主人公・野原しんのすけが登場。8月9日公開の「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」の劇中に渋谷が登場することもアピールした。

 祭りの終盤、ステージでは中山義隆石垣市長があいさつし、昨年に引き続き3人組バンド「BEGIN」がサプライズ出演。新曲「渋谷百年総踊り」を初披露した。新アルバム「ビギンの盆マルシャ」から先行発表された新曲は、BEGINが 「第二の故郷」と話す渋谷への恩返しとして書き下ろした曲。昨年しぶぼんに出演した際に盆踊りの曲を演奏したことをきっかけに制作。ブラジルの音楽でサンバの元となったとされる「マルシャ」と盆踊りをかけ合わせた「盆マルシャ」で会場を盛り上げた。最後は「島人ぬ宝」でライブを締めくくった。

 主催者発表によると、この日は約6万人が来場し、そのうち約3割が外国人。踊りの輪に初めて加わる外国人の姿も多く見られた。文化村通りにはスーパーボウルすくいなどの縁日ブースも登場し、長い列ができていた。