【シダマツ銅メダル】バドミントン女子ダブルス 初の五輪で躍動

AI要約

志田千陽/松山奈美ペアがパリ五輪バドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得。

強烈なスマッシュと自在なポジションコンビネーションで勝利。

10年の絆を持つ2人が、パリでの夢を実現。次の夢に向かって前進。

【シダマツ銅メダル】バドミントン女子ダブルス 初の五輪で躍動

パリ五輪 バドミントン女子ダブルスで志田千陽/松山奈美ペアが銅メダルを獲得しました。五輪での女子ダブルスのメダル獲得はシダマツペアが3組目です。

3位決定戦でマレーシアのパーリー・タン/ムラリタラン・ティナアペアと対戦。前日の準決勝での敗戦のショックを感じさせないはつらつとした戦いぶりで2(21-11 / 21-11)0で銅メダルを獲得しました。

2人の持ち味は強烈なスマッシュ。そのスマッシュで、強敵を倒し3位決定戦に進んできたマレーシアペアの勢いを止めました。

さらに自在にポジションを入れ替えるコンビネーション。パリでも、まるで扇風機のようにグルグルとローテーションを繰り返し相手を翻弄、シダマツ旋風を巻き起こしました。シダマツが初めてペアを組んだのは2人が高校生のころ。約10年、2人で困難を乗り越えてきた阿吽の呼吸がなせる業です。

志田が再春館製薬所の一員となったのは2016年、1学年後輩の松山が2017年。当時から「目標はパリ」と言い続けてきました。長年の思いが込もった地での、メダルをかけた大舞台に臨む心境を、志田は「相手より我慢を続け、最後まであきらめないで2人で戦うと決めていた」と明かしました。

また松山は、パリに出発する前に「私たちを見て、オリンピックに出たいという夢を見てくれる子どもが増えればうれしい」と語っていました。志田千陽と松山奈未の2人が、「オリンピックのメダル獲得」という夢をかなえた姿が、今度は誰かの夢を育みます。