足場倒壊事故、コンクリート片も見つかる 業務上過失傷害の疑いも視野 福島・会津若松市
福島県会津若松市でビルの解体現場の足場が倒れ、倒れた足場とビルのコンクリート片が見つかる事故が発生。
解体工事現場で女性がけがをし、建物や車にも被害が出る。
警察が足場の倒壊原因を調査中で、店舗は休業を余儀なくされる被害も出ている。
1日、福島県会津若松市でビルの解体現場の足場が倒れた事故で、倒れた足場とともに、解体中のビルのものとみられるコンクリート片が見つかり、警察は足場の倒壊との関連を含め、原因を調べています。
小枝佳祐記者「事故の発生から一夜明けました。現場では今も、がれきが散乱していて、通行止めが続いています。」
1日午後2時半ごろ、会津若松市中町の商業ビルの解体工事現場で、高さ10メートルの足場が幅35メートルにわたって倒れ、通りかかった女性がけがをしました。また、建物2棟の屋根や、駐車していた車3台が破損しました。
現場では、通りをふさぐ足場などの撤去作業が続いていますが、通りの通行止め解除の見通しは立っていません。一方、被害を受け、休業を余儀なくされた店舗の人は…。
被害を受けた店の代表「あれが、3階にあった部分が落ちた(とみられる)」
倒れた瞬間の映像を見ると、解体現場の重機のアームが急に下がると同時に、足場がゆっくりと倒れていきます。被害を受けた店舗の男性は、ビルの解体作業中に、梁の部分が落ち、足場に接触して倒れた可能性があるのではないかと指摘しています。
警察は、業務上過失傷害の疑いを視野に、足場の倒壊と解体していたビルのものとみられるコンクリート片との関連を含め、原因を調べています。