世界が注目 12歳のバレエダンサー 札幌の山田優七さん モナコ留学目前 憧れのカリスマに初対面

AI要約

12歳のバレエダンサー山田優七さんがバレエ留学の準備を進めており、英会話教室に通い始めている。

山田優七さんは国際コンクールで優勝し、モナコの名門バレエ学校に留学することを決めた。

熊川哲也さんが訪れ、山田優七さんのレッスンを見学して賞賛した。

世界が注目する12歳のバレエダンサー、札幌市の山田優七さん。バレエ留学を控え準備着々です。

週に1回、英会話教室に通っている山田優七さん(12)。9月からの留学を目前に控え、英語のレッスンにも力が入ります。

優七さん「バレエ用語は世界共通だから、大体レッスンは分かるんですが、日常生活になるとちょっと不安になります。実際に行ったら、しゃべるのが怖くなりそうというか、どういう風に思いを伝えればいいのか、分からなくなっちゃうと思うので、今のままだったら」。

今年4月、若手のバレエダンサーの登竜門とも言われる国際コンクール「ユース・アメリカ・グランプリ」に出場し、クラシック部門1位となった優七さん。2年ぶり2度目の優勝という快挙でした。このコンクールでは、優秀なダンサーに世界各地のバレエ学校に留学するための奨学金が授与されます。優七さんは、4校から申し出を受け、第一希望だったモナコの名門バレエ学校に長期留学することを決めました。

優七さんが入学する「プリンセス・グレース・アカデミー」。1975年の設立で、毎年入学できるのはわずか10人ほどと、少人数でレッスンを受けられるのが特徴です。多くの卒業生が、世界の有名バレエ団で主役級を務めています。

まだ中学1年生、12歳の優七さん。長期間、家族と離れて暮らすのは初めてのことです。

母親:「寂しい…、うーん」。

優七さん:「でもさ、空港行ったら泣くでしょ」。

母親:「泣くんですかね」。

優七さん:「泣いてよ」。

母親:「レベルがね。すごい先輩たちばかりの中でレッスンを受けられるので、ついていけるか心配なんですけれど、でも優七なら、それも楽しめるんじゃないかな」。

この日、いつも通っているバレエスタジオに呼ばれた優七さん。憧れの人を待っていました。

優七さん:「緊張するんですけれど、楽しみです。今、自分に足りないところとか、表現とかを教えてもらいたい」。

熊川哲也さん:「知っているよ、君のこと。絹恵先生から聞いているよ。頑張っているんだってね」。

北海道出身の世界的バレエダンサー、熊川哲也さん。主宰するバレエ団の公演準備で、札幌を訪れていました。世界が注目する若きバレエダンサーがいると聞き、優七さんに会いに来たのです。