実りある国際交流に 中学生8人が〝親善大使〟で豪州モートンベイ市へ【山陽小野田】

AI要約

山陽小野田市の中学生海外派遣事業で8人の生徒が豪州モートンベイ市を訪れる壮行会が行われた。

生徒たちは現地で言葉や文化を学び、友好都市との交流を深めることを誓った。

派遣事業は両市の交流と人材育成を目的としており、今回が29回目の派遣となる。

実りある国際交流に 中学生8人が〝親善大使〟で豪州モートンベイ市へ【山陽小野田】

 山陽小野田市の中学生海外派遣事業で今夏、友好都市の豪州モートンベイ市を訪れる8人の壮行会が26日、市役所で行われた。関係者から激励を受けた生徒たちは、市の〝親善大使〟として積極的に現地の人と交流し、知見を深めることを誓った。

 

 派遣されるのは倉増あい菜さん(竜王2年)、折口莉音さん(小野田3年)、石川紗夜さん(高千帆3年)、正司七美さん(同)、竹本理瑚さん(同)、長谷川桃子さん(同)、山根蒼士君(厚狭2年)、小橋川友梨さん(埴生2年)。

 

 生徒たちは31日~8月11日の日程でモ市を訪問。ホストファミリー宅にホームステイしながら現地のレッドクリフ・ステート・ハイスクールに通い言葉や文化を学ぶ。

 

 壮行会には生徒と引率する市教育委員会の藤山雅之教育部長、市市民活動推進課の田邊碧主任主事、保護者、市職員ら40人が出席した。

 

 藤田剛二市長は「両市は2022年に提携30周年を迎えたのを機に新たな交流を重ねている。中学生の派遣は交流の中でも価値ある主要な事業。多様性が求められる中で、それぞれの違いを発見し認め合うことが大切。友好親善大使という役割を楽しんできて」とエールを送った。

 

 市国際交流協会の姫路紀(おさむ)副会長、髙松秀樹市議会議長も「貴重な体験を長い人生の財産にして」と激励した。

 

 これに応えて派遣生徒を代表して石川さんが「現地でいろんなことを経験して成長したい。楽しみと不安の両方があるが、持ち前の笑顔と積極性で実りのある国際交流を繰り広げたい」と誓った。

 

 同事業は両市の交流と相互理解を図るとともに、広い視野と国際感覚に優れた人材を育成することが目的。旧小野田市と旧レッドクリフ市との姉妹都市提携を機に1992年度に始まった。今回が29回目の派遣となる。