【読み解く】曇りの日でも要注意の紫外線! 日焼け止めを使う時のポイントは? また今トレンドの“紫外線対策”グッズとは? 「今のトレンドはとにかく軽い、男女兼用」

AI要約

夏の紫外線の影響と防ぎ方について、鳥取県立中央病院の石原医師が紹介。

紫外線は皮膚に悪影響を及ぼし、しわ・シミ・皮膚のがんの原因になる可能性がある。

UVBが日焼けの主な原因であり、日焼け止めのSPFは50以上は変わらない効果を持つとの指摘。

【読み解く】曇りの日でも要注意の紫外線! 日焼け止めを使う時のポイントは? また今トレンドの“紫外線対策”グッズとは? 「今のトレンドはとにかく軽い、男女兼用」

月に一度、鳥取県立中央病院で今の時期に気を付けたい病気などについて話を伺います。今回のテーマは「夏の紫外線」。この時期に気になる紫外線の皮膚への影響や、防ぎ方について聞きました。

今回、紫外線について教えてくださるのは、鳥取県立中央病院 皮膚科の石原啓太郎 医師です。鳥取県立中央病院では、個人院では導入しにくい大型の機器も取り扱っていて、紫外線を当てて治療する装置などもあります。

小林アナウンサー

「紫外線って、皮膚に悪いだけじゃないんですね」

石原医師

「治療に使われることもあるんですけど、基本的に紫外線は体に悪影響を及ぼしやすくて、特にしわ・シミ・皮膚のがんの原因になるので、しっかりと対策をすることが大事です」

地表に降り注ぐ紫外線量の推移を表したグラフです。紫外線は、増減を繰り返しながら年々右肩上がりに。紫外線を反射したり吸収したりする大気中の微粒子の影響で、近年増加していると見られ、適切な対応を取らなければ、皮膚に悪影響を及ぼします。

「紫外線」と一口に言っても、実はいくつかの種類に分かれています。

石原医師

「UVA、UVB、UVCとあるんですけども、人に悪影響を及ぼすのはUVAとUVBになります。そのなかでも特に皮膚の日焼けとかの原因になるものとしては、UVBが一番影響を及ぼしやすい」

日焼け止めに書かれている「SPF」という数値。これが、UVBをどの程度防ぐかを示しています。

石原医師

「(SPFは)50を一つの区切りとして、それ以上は効果に変わりがないと言われていますので、そこを目安として自分の体に合ったものを選んでもらうのがいいかなと思います」

小林アナウンサー

「体に合わない場合もあるんですか?」

石原医師

「かぶれたり、刺激感があったりする場合は、紫外線吸収剤が入っていないものや、『ノンケミカル』と書いてある商品を選んでいただいて、自分の肌に合ったものを使っていただくのがいいかなと思います」