子どもは大人にくらべて熱中症になりやすい 予防するには?なってしまったときの対処法
子どもたちには、暑い夏を元気に楽しんでもらいたい。しかし、子どもは熱中症にかかりやすいので注意が必要。
子どもは暑さに弱く、大人よりも体温が上がりやすい。また体調不良を伝えづらいため、大人が気を配る必要がある。
熱中症を防ぐためには、水分補給や適切な服装、休憩を心がける必要がある。熱中症になった場合は涼しい場所で対処することが重要。
梅雨が明けて、本格的な夏のシーズンとなり、毎日危険な暑さが続いています。子どもたちには、元気に夏休みを楽しんでほしいですね。子どもは大人にくらべて暑さに弱いため熱中症になりやすく、一層の注意が必要です。
以下のような理由で、大人が暑いと感じているときには、子どもはさらに厳しい環境になってしまいます。
・大人とくらべると、汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのに時間がかかるため、体温が上がりやすい。
・体内の水分の割合が大人より高いため、外気温の影響を受けやすい。
・大人よりも身長が低いため、地面からの照り返しの影響を強く受ける。
また子どもは自分の体調不良を、うまく伝えられないことがあり、大人が気にかけてあげる必要があります。夢中になって遊び出すと、子どもは体の異変に気づかなくなるのです。顔が赤くなっていないか、ひどく汗をかいていないかまわりの大人が確認をしてください。
■熱中症を防ぐには
・こまめな水分補給
・風通しのいい服装
・帽子などで直射日光を避ける
・日陰や屋内でこまめに休憩する
・ベビーカーを長時間、日なたに置かない
■熱中症になってしまったときの対処法
・涼しい場所に寝かせる
・「わきの下」や「首」などを氷で冷やす
・風を送る
・冷たいタオルで体を拭く
子どもたちにとって、楽しい夏休みとなるように暑さに気をつけて過ごしましょう。