「気を引きたかった」男性警部が知人女性に他人の相談内容を漏えい、広島県警が書類送検

AI要約

広島県警の男性警部が知人女性に職務上の情報を漏らし、書類送検された。減給処分も受けた事件の詳細。

警部はSNSアプリを通じて情報を漏らしており、相談内容を不正に照会。女性の気を引こうとしたと話している。

県警監察官室は深くおわびし、職員教養の徹底や再発防止に努める姿勢を示した。

「気を引きたかった」男性警部が知人女性に他人の相談内容を漏えい、広島県警が書類送検

 広島県警は26日、職務上知り得た情報を知人女性に漏らしたとして、県内の警察署に勤務する男性警部(41)を地方公務員法違反の疑いで書類送検した。同日、警部を減給3カ月の懲戒処分にした。

 県警監察官室によると、警部は昨年の5月ごろと6月ごろ、交流サイト(SNS)のアプリを使い、6回にわたって知人女性に対し、女性の知人に関する県警への相談内容を送り、情報を漏らした疑い。警部は2022年8月ごろから昨年11月ごろまでの間、相談内容を不正に照会していた。警部は「女性の気を引きたかった」と話しているという。

 植義則首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。より一層、職員に対する職務倫理教養を徹底し、再発防止に取り組むとともに、県民の信頼回復に努める」とのコメントを出した。