田辺祭「暁の祭典」厳かに 拝殿や舞台で舞奉納、和歌山

AI要約

和歌山県田辺市東陽の闘雞神社の例大祭「田辺祭」で25日早朝、「暁の祭典」が営まれ、舞姫が神前で舞を奉納した。

祭典は日の出前の午前4時半から始まり、長澤好晃宮司が祝詞を奏上し、舞姫が「浦安の舞」を拝殿や舞台で奉納。

石川優有さんは熊野高校3年で、練習の成果を発揮して楽しく舞うことができたと話し、尺八奏者と共に「豊栄の舞」も披露。

田辺祭「暁の祭典」厳かに 拝殿や舞台で舞奉納、和歌山

 和歌山県田辺市東陽の闘雞神社の例大祭「田辺祭」で25日早朝、「暁の祭典」が営まれ、厳かな雰囲気の中、舞姫が拝殿や境内の舞台で舞を奉納した。

 祭典は日の出前の午前4時半から始まり、長澤好晃宮司が祝詞を奏上。裃(かみしも)を着た祭り関係者が神前に玉串をささげた。舞姫は拝殿で2人、舞台で5人が「浦安の舞」を奉納した。

 長澤宮司はあいさつで「元の形での開催となって今年で2年目。皆さま方には何とか祭りを維持していく形を取り戻していただけたかと思う。後世に長く愛される祭りであるよう、ご協力をお願いしたい」と話した。

 舞姫の一人、熊野高校3年の石川優有さん(17)は「たくさん練習してきたので、その成果を発揮できるよう、皆さんに喜んでいただけるようにと思いを込めた。楽しく舞えて良かった」と話した。

 舞姫は尺八奏者、金子朋沐枝さん(神奈川県)の演奏と一緒に「豊栄の舞」も披露した。