【速報】МRI検査でがん兆候指摘も医師が所見“見落とし”医療ミス 翌年に肺腺がん・リンパ節に転移 兵庫県立がんセンター

AI要約

兵庫県立がんセンターで医療ミスが発表されました。80代男性患者のがんの転移がМRI検査の見落としによるものであることが判明しました。

男性患者は膵のう胞の経過観察のためにМRI検査を受け、肺に結節の可能性が指摘されましたが、担当医がこの所見を見落とし、追加の検査が行われなかったことが明らかになりました。

結果的に男性患者は肺腺がんであり、リンパ節への転移も確認されたため、前年の検査での見落としの影響が出ました。

兵庫県は24日、県立がんセンターで、80代の男性患者について、МRI定期検査でがんの兆候を認識していたにもかかわらず、担当医が所見を見落とし、がんが転移する医療ミスがあったと発表しました。

県によりますと、男性患者は2022年12月、膵のう胞の経過観察のため、МRI定期検査を受けました。結果を確認した医師は肺に結節の可能性があることを指摘し、CT検査など追加の検査を実施するよう記載しました。しかし、担当医師がこの記載を見落とし、検査を行っていなかったということです。

2023年12月の定期検査で、男性患者は肺腺がんであることが分かり、前年の検査での見落としが発覚。がんは、リンパ節への転移も確認されたということです。