⚽初戦に向け最終調整 関根、順調仕上がりカウンター警戒「失点防ぐ」/鈴木海音、緊急事態に備え「いつでも出られる」【パリ五輪】

AI要約

サッカー男子日本代表はパリ五輪で56年ぶりのメダルを目指し、パラグアイとの1次リーグ第1戦に向けて最終調整を行う。

関根選手は相手のカウンターを警戒し、失点を防ぐことを重視している。

チームに半田選手の負傷が影響し、関根選手が重要な役割を果たすことになるが、チーム全体で団結し、勝利に向けて進む決意を示す。

⚽初戦に向け最終調整 関根、順調仕上がりカウンター警戒「失点防ぐ」/鈴木海音、緊急事態に備え「いつでも出られる」【パリ五輪】

 【パリ=本社臨時支局】パリ五輪で56年ぶりのメダルを目指すサッカー男子日本代表は23日、パラグアイとの1次リーグ第1戦(24日=日本時間25日未明)に向け、会場があるフランス南西部ボルドーで最終調整を行った。右サイドバック(SB)で先発が予想されるDF関根大輝(柏、静岡学園高出)は「相手のカウンターは脅威。まずは失点しないことを重視していきたい」と表情を引き締めた。

 パラグアイは守備を固めつつ、身体能力の高い前線の選手で速攻を仕掛けてくる。日本は22日の実戦練習で左右のSBをこなすDF半田陸(G大阪)が負傷し、攻守で関根にかかる比重は大きくなった。冒頭15分が公開されたこの日の練習では、終始リラックスした表情で軽快な動きを見せ、順調な仕上がりぶりを披露。「体の状態はいい。(半田)陸君の分もしっかりプレーしなければいけない」と決意を新たにした。

 半田の状態次第では、バックアップメンバーのDF鈴木海音(磐田)がメンバー入りする可能性もある。練習中は「合流が遅れた分、いかにコミュニケーションを取って、チームを盛り上げるかを考えてきた」と率先して声を張り上げて士気を高めた上で、「体もメンタルもいつでも出られる準備はできている」と、緊急事態に備える。

 大岩剛監督(清水商高出)は「簡単な試合は一つもない。22人全員で向かっていく。勝利することで一つ前進したい」と意気込んだ。