富士通ゼネラル、装着するエアコン好調 現場作業向け、猛暑で昨夏の2・7倍

AI要約

猛暑日が続く中、富士通ゼネラルが開発した身に着けるエアコン「コモドギア アイスリー」の受注件数が好調で、導入企業が昨夏から増加している。

コモドギア アイスリーは、首に装着した冷却部から血液を水冷式で冷やす製品であり、猛暑下の作業環境を改善する目的で開発された。

レンタル料は月1万円、購入は1台6万円であり、今夏の受注増によりさらなる普及が期待されている。

富士通ゼネラル、装着するエアコン好調 現場作業向け、猛暑で昨夏の2・7倍

 猛暑日が続く中、富士通ゼネラル(川崎市高津区)が建設や鉄鋼、プラントなど現場作業向けに開発した身に着けるエアコン「Cómodo gear i3(コモドギア アイスリー)」の受注件数が好調だ。レンタルを中心に昨夏の2・7倍となり、導入企業は2023年度当初は300社だったが、昨夏の酷暑を経て500社を超えた。今夏の受注増でさらなる普及を目指す。

 コモドギア アイスリーは、首に装着した冷却部から頸(けい)動脈を流れる血液を水冷式で冷やし、猛暑下の作業の安全性、作業性の向上を図る製品。エアコンなどの空調機器を手がける同社の技術、ノウハウを生かして開発し、20年度から国内企業を対象にテスト販売を実施。21年度から本格展開を開始した。レンタル料は月1万円、購入は1台6万円。