北九州市の企業誘致の拠点 最新オフィスビル完成 日本IBMなど入居 規制緩和で都心部再開発促す

AI要約

北九州市中心部の再開発事業「コクラ・クロサキリビテーション」の第1弾となる最新のオフィスビルが完成しました。補助金と規制緩和により、地元の不動産大手が総事業費60億円で建設した「ビジア・コクラ」は、地上13階建ての環境配慮型のオフィスで、日本IBMなど複数のIT企業の入居が決まっています。

オフィスビルにはリフレッシュコーナーやフィッティングルームが設けられ、共用のコミュニケーションフロアでは企業間の交流や災害時の受け入れが可能です。北九州市と関係者からは、地域の活性化や新たなビジネスの創造に期待が寄せられています。

入居企業は順次営業を開始し、今年10月に予定しているグランドオープンまでに全てのフロアへの入居を目指しています。

北九州市の企業誘致の拠点 最新オフィスビル完成 日本IBMなど入居 規制緩和で都心部再開発促す

補助金と規制緩和で民間による再開発を促す北九州市中心部の再開発事業「コクラ・クロサキリビテーション」の第1弾となる最新のオフィスビルが完成しました。

小倉駅に近い北九州市の魚町地区に完成した最新のオフィスビル「ビジア・コクラ」。

国や市の補助金と容積率などの規制緩和を受けて、地元の不動産大手が総事業費60億円で建設しました。

地上13階建ての建物の延べ床面積は、約9900平方メートル、現時点で全体の6割に、日本IBMなど複数のIT企業の入居が決まっています。

電力の全てを再生可能エネルギーで賄う環境配慮型のオフィスは、明るく快適で、働く人がひと息付けるリフレッシュコーナーや自転車通勤者の着替えにも使えるフィッティングルームも設けられています。

共用のコミュニケーションフロアは、企業同士の交流などに使われる他、災害時には、帰宅困難者の受け入れも想定されています。

◆北九州市 武内和久市長

「稼げる街への確実に目に見える変化が動き始めた」

◆ワールドホールディングス 伊井田栄吉会長

「クリエイティブな人材が集まって賑わっていただけるような”発信の地”に建物そのものがなれたのではないか」

入居企業は、順次営業を開始する予定で、今年10月に予定しているグランドオープンまでに全てのフロアへの入居を目指すということです。