留学生堂々と日本語スピーチ 長野県松本市でコンテスト 14人出場

AI要約

留学生が日本語でスピーチコンテストを開催し、自身の経験や将来の目標について話した。

優勝者は中国出身の司維さんで、麻酔医を目指す中での体験をシェアし、感謝の気持ちを述べた。

イベントを主催した団体は、留学生にとってスピーチは成長の機会であると期待している。

留学生堂々と日本語スピーチ 長野県松本市でコンテスト 14人出場

 大学や専門学校に通う留学生が日本語で思いや意見を述べるスピーチコンテストが21日、長野県松本市中央1のMウイングで開かれた。留学生14人が日本で暮らす中で感じたことや、将来の目標について語った。

 松本地域で留学生の交流イベントなどを手掛ける「松本留学生応援ファミリーの会」が主催した。31人の応募の中から書類選考を通過した留学生が出場し、5分の制限時間内で日本語のスピーチを発表した。4人の審査員がテーマ設定や内容のほか、発音の良さなど話し方の技術を評価して順位を決めた。

 優勝した中国出身の司維(しい)さん(26)=信州大学大学院総合医理工学研究科博士課程1年=は、麻酔医を目指す中で人間の生死を扱う「恐怖」に向き合った体験を発表した。司さんは「コンテストに誘ってくれた大学の仲間のおかげで優勝できた」と感謝していた。

 「ファミリーの会」の藤本正二会長は「留学生にとってスピーチは一生に一度の体験。成長の機会にしてほしい」と期待していた。