【詳報】岡山県警組対1課長を逮捕 不同意性交未遂の疑い

AI要約

岡山県警の幹部が知人女性に性的暴行を加えようとした疑いで逮捕された。容疑を否認しているが、過去にも県警幹部の不祥事が相次いでいる。

逮捕された組織犯罪対策1課長は勤務時間外に性的暴行を試みたとされる。被害届が出されるまで容疑が固まった。

組織犯罪対策1課長は長年のキャリアを持つ警視であり、事件の背景や動機は不明だ。

【詳報】岡山県警組対1課長を逮捕 不同意性交未遂の疑い

 知人女性に性的暴行を加えようとしたとして、岡山県警は21日、不同意性交未遂の疑いで県警組織犯罪対策1課長(57)=岡山市北区=を逮捕した。「全く事実と異なる」と容疑を否認している。

 県警では幹部を含めた不祥事が相次ぎ、1年前の昨年7月以降に摘発されたのは5人目となる。川口晃警務部長は「県民の信頼回復に向け、職員が一丸となって職務にまい進しているさなか、幹部職員が事件を起こしたことは言語道断であり、極めて遺憾。全容解明を図り、厳正に対処する」とのコメントを出した。

 組織犯罪対策1課長の逮捕容疑は5月中旬、岡山市内で成人の女性=県南部=に性的暴行を加えようとした疑い。県警監察課によると、事件発生時は勤務時間外だったという。6月上旬、女性から県警本部に被害届が出され、関係者への事情聴取などから容疑を固めた。

 組織犯罪対策1課長は1991年に採用され、2016年に警視に昇任。岡山中央署副署長、県警鑑識課長などを経て23年から現職。