乗鞍スカイライン8月20日開通、片側交互 20年7月豪雨で崩落以後通行止め

AI要約

岐阜県は、乗鞍スカイラインで路面崩落が続き、仮設道路設置の見通しが立ったため、片側交互通行が再開されることが発表された。

乗鞍スカイラインは豪雨で道路が崩落し、復旧工事を重ねたが再び崩落したため、全面通行止めが続いていたが、県は再開に向けて計画を進めている。

仮設道路の設置により長野県側への通り抜けが可能となり、今シーズンの通行期間は10月31日までとなる。

 岐阜県は、路面崩落で通行止めが続いていた乗鞍岳(岐阜県高山市)の観光山岳道路「乗鞍スカイライン」で仮設道路設置の見通しが立ったため、8月20日午後1時から片側交互による通行を再開すると発表した。

 乗鞍スカイラインは2020年7月の豪雨で道路が崩落。復旧工事を終え、全面開通直前の22年9月に再び同じ場所が崩れたため、全面通行止めとなっていた。県は27年度の開通を目指して崩落現場周辺を迂回(うかい)するトンネルを掘り、新しい道路を整備する計画を進めている。

 仮設道路は平湯峠ゲートから約1・3キロ地点で、長さは約40メートル。片側通行による通行再開により、長野県側への通り抜けが可能となる。乗鞍スカイラインはマイカー規制を実施しており、通行はバス、タクシー、自転車に限定される。今シーズンの通行期間は10月31日までの予定。以降は冬季閉鎖になる。