クラファンで新たな水槽設置 カニがメインの水族館…「配管むき出し」「危険」手作り水槽では限界…どう生まれ変わった?

AI要約

新しい水槽がとっとり賀露かにっこ館に到着し、設置作業が行われる。館長は感慨深い気持ちを語る。

かにっこ館がクラウドファンディングで新しい水槽を購入し、安全性や利便性の向上を図る。

ファンの協力により目標金額を達成し、スタッフとファンの思いが詰まった新しい水槽が設置される。

クラファンで新たな水槽設置 カニがメインの水族館…「配管むき出し」「危険」手作り水槽では限界…どう生まれ変わった?

待望の新しい水槽が到着です!鳥取市にある水族館「とっとり賀露かにっこ館」では、スタッフ手作りの水槽を使っていましたが、安全性などの面からクラウドファンディングで資金を募り新たな水槽を購入。

その水槽が、16日、ついに水族館に届きました。設置作業に密着です。

16日朝、1台のトラックがかにっこ館の駐車場に到着しました。

そして、荷台のカバーが外されると…大きな青い箱状のものが姿を現しました。

クレーンを使い慎重におろし、作業員たちが館内に搬入します。

そう、運びこまれたのは、縦1.2メートル、横5メートル、高さ65センチの真新しい水槽です。

幾度と新しい水槽を迎え入れてきた尾崎館長、しかしこの日は、ある特別な思いがありました。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長

「まだかなまだかなと思っていたので、感慨深いです。みなさんの思いのつまった体験水槽だと思いますので」

「みなさんの思いのつまった」この言葉の意味とは…。

今年3月、BSS取材班が「かにっこ館」を訪れると、新しい水槽が設置された場所には2つの水槽が置いてありました。

しかし、これらの水槽にはある問題が…。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長

「自前で作ったものなんです。こちら魚が飛び出さないようにネズミ返しをつけているんですが。見た目にも悪いですし危ないなと感じています」

スタッフが手作りしたというえさやり体験の水槽とタッチング体験の水槽。

配管がむき出しなど、安全面や利便性が課題となっていました。

そこで、考えたのがクラウドファンディングで新たな水槽の購入資金を募ること。

「安全できれいな水槽で魚との触れ合いを楽しんでほしい」その思いが通じ、目標としていた250万円を達成、最終的に287万円が集まりました。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長

「かにっこ館は、みんなに本当に愛されているんだなっていうのがすごくよく分かりましたし、本当に大勢のファンの方のおかげでこの目標額を達成できたと思っております」