献血運動推進大会に紀子さまご出席 献血への積極的な参加を呼びかけ 岐阜市

AI要約

第60回献血運動推進全国大会が岐阜市で開催され、献血への機運を高める取り組みが行われた。

日本赤十字社の名誉副総裁である秋篠宮妃紀子さまが出席し、献血活動の重要性について呼びかけた。

式典では、献血に長年協力した個人や団体が表彰され、献血者数の減少傾向が課題となっていることが明らかになった。

献血運動推進大会に紀子さまご出席 献血への積極的な参加を呼びかけ 岐阜市

  献血運動の一層の推進を図る第60回献血運動推進全国大会が18日、岐阜市で開かれました。

  大会は、献血への機運を高めようと毎年、各都道府県が持ち回りで開いていて、岐阜県での開催は48年ぶりです。

  岐阜市の長良川国際会議場で開かれた大会では、県の古田肇知事が主催者の一人として「この大会を機に若い世代をはじめ、より多くの皆さまが献血活動に積極的に取り組んでいただくことを期待している」とあいさつしました。

  式典には、17日から岐阜県を訪問され、日本赤十字社の名誉副総裁を務める秋篠宮妃紀子さまが出席されました。

※秋篠宮妃紀子さま

  「近年、少子高齢化が進み、献血可能な年代の人口が減少しており、将来にわたって、安定的に血液を供給するために、若い世代が献血について考え、積極的に参加することが求められております」「本大会を契機として、献血への協力が各地においてより一層進み、献血運動の輪がさらに広がっていくことを願い、大会に寄せる言葉とします」

  式典では、献血に長年協力した個人や団体などが表彰されました。

  県内における昨年度の献血者数は約6万7000人で、10年前の7万3000人から年々減少傾向にあります。

  特に10代から30代の献血者は過去10年間で約30%減少していて、献血の安定供給が喫緊の課題となっています。

  また、式典に先立って紀子さまは日本赤十字社岐阜県支部を訪れ、県の学生献血ボランティアの活動の様子を視察されました。

  このうち、まだ献血ができない子どもたちが、かるたを通して「献血」や「体の健康」などを学ぶセミナーでは、学生ボランティアと一緒になって子どもたちが知識を深める様子をご覧になったりかるたの読み札を読み上げられたりと交流されました。