【山口県】下松高美術部の60人描く 笠戸島家族旅行村に壁画

AI要約

下松高美術部の生徒60人が描いたウォールアートが完成

絵のタイトルは「おともアニマルズ」で、恐竜、ライオン、ペンギンなどが描かれている

家族旅行村のバーベキューコーナーに描かれた壁画は、地元の協力も得て楽しい図柄に仕上げられた

【山口県】下松高美術部の60人描く 笠戸島家族旅行村に壁画

 山口県下松市の笠戸島家族旅行村に15日、下松高美術部の60人が描いたウォールアート(壁画)が完成した。バーベキューコーナーの高さ3メートル、幅20メートルの壁に描かれた絵のタイトルは「おともアニマルズ」。恐竜、ライオン、ペンギン、アザラシなどが料理を手伝おうとしている楽しい図柄になっている。

 同校美術部のウォールアートは毎年1作品を描いて4作品目。そのうち家族旅行村は昨年に続いて2作品目。美術部はイラスト、ダンス、写真の3班で活動しているが、ウォールアートはイラスト班の15人が図柄を考えて下絵を描き、13日と15日に全部員が参加して色を塗った。

 日本海装㈱の今治総一郎社長(50)が同校のPTA会長をしていることから下塗りや塗料などの準備でも協力。5月から6月にかけてデザインを考えて、7月初めに下塗りを終えて白一色になった壁面に鉛筆で下書きをして13、15日を迎えた。

 「バーベキューにきた人に楽しんでほしい」と考えた図柄はカラフルに描いた動物たちが料理の材料や道具を持ち、星降る街にちなんであちこちに星も描いている。

 美術部の副部長でイラスト班リーダーの3年、古城葵さん(18)は「名前も書いておくので思い出になる。マップを手にウォールアートをめぐる街にしたい」▽デザインの中心になった3年、河村夏希さん(17)は「私が描いた原案がウォールアートになり感動しています。遊びに来た人にも手伝ってもらい、協力して描けたのがよかった」と喜んでいる。