eスポーツ 神奈川出身のTakakiさん、20日から世界選手権に出場へ
芝生で活躍していた元プロサッカー選手の兵庫孝希さんが、ゲームの世界でeスポーツプレーヤーとして輝いている。
兵庫さんはサッカーゲームのプレーヤーとして活躍し、横浜Mで専属のeスポーツ選手として活動している。
高校時代のけがをきっかけにeスポーツの世界に足を踏み入れた兵庫さんは、将来性の高さを感じつつ世界選手権に向けて準備を進めている。
活躍の場は芝生の上からスクリーン上へ-。コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」でしのぎを削るすご腕プレーヤーがいる。座間市出身の「Takaki」こと兵庫孝希さん(26)だ。昨秋の杭州アジア大会では初めて実施され、五輪種目採用への動向も注目されるなど将来性の高いeスポーツ。20日から世界選手権を控える兵庫さんも一選手として、無限の可能性を秘める。
サッカーのJリーグと「コナミデジタルエンタテインメント」(東京都)がサッカーゲームを共同開催し、Jリーグと同様にシーズン王者を決定。専属のeスポーツ選手を保有するクラブもあり、今季優勝を飾った兵庫さんは横浜Mに所属している。
きっかけは高校時代だった。もともとはプロサッカー選手を目指し、強豪の向上高では1軍でもプレーしたが膝のけがに苦しんだ。「フィールドで満足なプレーができない分、思いのままプレーできるゲームの世界が楽しく思えた」
ゲーマーを取り巻く当時の環境も兵庫さんの背中を押した。一般社団法人「日本eスポーツ連合」は2018年の設立以降、主要ゲームのトッププレーヤー330人にプロライセンスを発行してきた。公式大会では順位に応じた賞金も付与される。