南九州にも階層的な社会が…県内最古級の古墳か 直径20mの溝に囲まれた遺構が出土 鹿屋・名主原遺跡

AI要約

鹿児島県鹿屋市の名主原遺跡で、古墳時代前期の墓とみられる遺構が発見された。遺跡は県内最古級とされ、橋本達也教授によると畿内由来の前方後円墳や円墳に類似する。

遺構は直径約20メートルの溝に囲まれており、中心には木棺墓の形跡があった。副葬品は見つからず、墳丘は後世の耕作でなくなった模様。

橋本教授は、この墓が大規模で独立した存在であることに注目し、規模による権力や地位の示唆を指摘。堂込秀人会長は南九州にも古墳文化が広がった可能性を示唆している。

南九州にも階層的な社会が…県内最古級の古墳か 直径20mの溝に囲まれた遺構が出土 鹿屋・名主原遺跡