ちょいモフ 夏鳥「キビタキ」の幼鳥舞う 木々の間で飛翔の練習?/兵庫・丹波篠山市

AI要約

兵庫県丹波篠山市内の里山で、夏鳥「キビタキ」の幼鳥が木々の間を飛び回っており、成鳥との違いや特徴について述べられている。

幼鳥の練習飛行や自然界での生存競争について触れられており、愛らしさと厳しさが対比されている。

記事は丹波篠山市の自然環境や鳥類観察の魅力を紹介しており、自然愛好家や鳥好きに向けた内容となっている。

ちょいモフ 夏鳥「キビタキ」の幼鳥舞う 木々の間で飛翔の練習?/兵庫・丹波篠山市

 兵庫県丹波篠山市内の里山で、音もなく木々の間を飛び回っている鳥の姿。レンズ越しにのぞいてみると、夏鳥「キビタキ」の幼鳥のよう。黄色がトロピカルな印象の親(オス)と違って地味な色合いで、巣立ったばかりの体はまだモフモフだ。

 成鳥は全長14センチほど。雄は眉斑、腹部と腰は黄色で、頭から背面にかけて黒色、お尻のあたりは白色と、華やかな色合い。暖かくなると東南アジアなどから飛来することから、地域に初夏の訪れを告げる。オスの美しいさえずりも特徴的だ。

 梅雨の雨の降る中、モフモフの幼鳥は木々の間で飛翔の練習をしているよう。なかなか飛距離が出ず、枝伝いに動いていったり、地面に降りては戻っていく様子が子どもっぽくて愛らしい。

 とはいえ、巣立ちは厳しい自然の中で生きていかないといけないということ。無事に大きくなって、父親に負けない美しいさえずりを聞かせてほしいと願う。

 【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)