松川べりの復旧工事でサクラが数十本程度の伐採へ 影響は最小限にとどめたい 富山

AI要約

富山県富山市のサクラ名所松川べりの護岸復旧工事が8月から始まる

能登半島地震の影響で700メートルに渡る護岸に亀裂が入る被害を受ける

復旧工事はサクラへの負荷を減らすため特別な工法を採用

松川べりの復旧工事でサクラが数十本程度の伐採へ 影響は最小限にとどめたい 富山

富山県は能登半島地震で被害を受けた富山市のサクラの名所松川べりの護岸復旧工事を8月からはじめます。

富山県内有数のサクラの名所として知られる富山市の松川べり。能登半島地震の影響でいたち川の合流点から安住橋にかけておよそ700メートルに渡り護岸に亀裂が入るなどの被害を受けました。

10日知事の記者会見で新田知事は8月から始まる復旧工事について次のように述べました。

新田知事「今回の工事では、サクラへの負荷を極力減らす方法はないかということで、そのような工法を採用することにしました。建設機械の出入り口の付近だけ必要最小限に留める工法を採用することにいたしました」

復旧工事は川に金属の板を入れて流れをせき止める形で行われます。

県河川課によりますと、従来の工法では工事区間のおよそ100本のサクラをすべて切る必要がありましたが、伐採するサクラは工事の出入り口にある20本程度に抑えられるということです。

復旧工事はお花見シーズンを避けて今年度と来年度に分けて行われ、伐採か所には新たにサクラの木が植えられます。