マルハン「歴史や伝統引き継ぐ」 道後の老舗旅館「大和屋本店」買収へ基本合意

AI要約

マルハンが大和屋本店の買収協議を続けており、従業員の安定雇用などを強調

マルハンは大和屋本店の歴史や伝統を尊重し、地域の文化を大切にする姿勢を示す

マルハンは観光事業を重要視し、他の旅館も買収して運営している

マルハン「歴史や伝統引き継ぐ」 道後の老舗旅館「大和屋本店」買収へ基本合意

パチンコ大手、マルハンによる大和屋本店の買収協議の続報をお伝えします。

マルハンの担当者があいテレビの取材に応じ、老舗旅館の歴史や伝統を引き継ぐ姿勢を強調しました。

京都市に本社を置くパチンコ大手、マルハンの北日本カンパニーは先月28日、大和屋本店と基本合意を結び、買収に向けた協議を始めていて、大和屋本店では、9日、従業員への説明が行われました。

基本合意には、従業員の雇用継続などが盛り込まれていて、奥村敏仁社長は10日報道陣の取材に対し、次のように述べました。

大和屋本店 奥村 敏仁社長

「従業員に、本館の新装も含めて不安感があってはいけないということで、全く雇用については問題ないという旨。告知しましたので」

一方、マルハン北日本カンパニーの担当者が10日、あいテレビの取材に応じ、「大和屋の150年の歴史や伝統などこれまで大事にしてきたことを引き継いでいく」と述べた他、地域の文化、風土を大切にする姿勢を強調しました。

マルハン北日本カンパニーは、パチンコ事業に次ぐ第2の柱として観光事業を位置づけていて、おととし3月には山梨県の笛吹川温泉にある老舗旅館を、今年4月には大和屋本店と同じグループの大和屋別荘をそれぞれ買収し、運営しています。