超「売り手市場」高卒就職は争奪戦 初任給「2割アップを予定」の企業も 人材確保に躍起

AI要約

2025年春に高校を卒業する生徒を対象にした青森県内企業の説明会が開催され、企業側は人材確保に注力している。

青森市で開催された説明会に52社の企業が参加し、求人倍率が過去最高の水準であることから生徒たちも慎重な姿勢を見せている。

生徒たちは給料や休暇、職場環境などを重視しつつ、企業側も初任給の引き上げなどで若手人材を呼び込む施策を講じている。

超「売り手市場」高卒就職は争奪戦 初任給「2割アップを予定」の企業も 人材確保に躍起

2025年春に高校を卒業する生徒を対象にした青森県内企業の説明会が青森市で開かれました。引き続き「超売り手市場」となる中、企業側も初任給の引き上げなどで人材確保に躍起です。

青森市のホテルで開かれた企業説明会には、県内の企業52社がブースを構え、225人の生徒が参加しました。

青森労働局によりますと、この春の高卒者の求人倍率は1994年の統計開始以降で最高の4.57倍と「超売り手市場」となっていて、生徒たちの企業を見る目はシビアです。

参加した男子生徒は

「一応県外志望ではあるんですけど、地元でもいいかなと思っています」

Q.会社選びのポイントは?

「やっぱり給料と休みですかね」

参加した女子生徒は

「サービス、事務系で悩んでいます。職場環境や人間環境を重視しています」

一方で、企業側は若い人材の確保に向け好条件を提示しています。

青森銀行・人事部人事課 藤井宗太さん

「来年度の採用から初任給の引上げを行っていて、優秀な高校生、働き手を担う皆さんにしっかり対価を支払えるように初任給の引上げを今年から行っています」

青森銀行では、初任給を2万5000円引き上げるほか、一部企業では2割アップを予定しているということです。

高校生の企業面接の解禁日は9月16日で、青森労働局では高校との連携を密にしながら就職支援をしていくとしています。