9日は猛暑が収まるも蒸し暑さは続く 午後は下り坂でにわか雨も 気象予報士が解説
あすの天気は蒸し暑さが続くが、猛暑は収まる見込み。
山梨では梅雨前線の影響で曇りが広がり、にわか雨もあるかも。
最高気温は暑い状態が続くが、湿度が高いため熱中症には要注意。
米津龍一気象予報士:
あすのお天気ポイントはこちら。
猛暑は収まります。ただ、蒸し暑い状況は続きます。
といいますのも、あすの天気を見ていくと、まず山梨の北側に低気圧、さらに梅雨前線が延びている形となっています。
これがあすの午前中は山梨から離れていますので、おそらく日差しが届くと見ています。
ところが、午後になってくるとだんだんこの低気圧や前線が南下してきます。
この低気圧や前線の近くは、雲が広がりやすく雨も降りますので、どちらかというとあすは曇りのところが多くなりそうです。
午後は特に県の北側、中北さらに峡東の山沿いや東部の一部でにわか雨があるんじゃないかと予想しています。
気温はどうなるか。あすの予想最高気温を見てみます。
きょうとほとんど変わらない形です。
大月や河口湖、南部はそれでも1年で最も暑い時期の気温をさらに上回る真夏並みの暑さです。
これまでの39℃という数字を見るとこの気温でも暑くないかなと感じるのは何でだろうとは思います。人間の感覚のおかしさというところもあるかもしれません。
ただ湿度が高い状況となりますので、やはり蒸し暑くなりますから熱中症は油断ができません。
今後暑さは収まるのか、甲府の気温の変化を見ていきます。
先週は35℃以上の猛暑日が甲府では7日中3日もあったんです。
ただ今週は、最高気温が35℃以上の猛暑日は今のところ1日もない予想です。
これだけ見ると今週はあまり暑くないんだなと思うかもしれませんが、私が注目していただきたいのはむしろ最低気温です。
25℃という熱帯夜の日もありそうですし、平年よりも気温が高い状況が続きます。
ここ最近寝苦しい状況が続いていますから、くれぐれも今週は夜間の熱中症にお気をつけください。
