シカ食害にへこたれず キキョウ脇芽生やしてピンチ脱出 ようやく見頃迎えつつ 京都・亀岡市

AI要約

キキョウの見頃が遅くなっている理由とその代わりに咲きそうな脇芽の様子について。

シカの食害による被害やその対応について。

訪れる価値のあるききょうの里の様子と、脇芽が咲きそろう予定など。

シカ食害にへこたれず キキョウ脇芽生やしてピンチ脱出 ようやく見頃迎えつつ 京都・亀岡市

 戦国武将・明智光秀の首塚がある谷性寺(京都府亀岡市宮前町)の門前に広がる観光園「ききょうの里」で、キキョウが例年より遅く、見頃を迎えようとしている。今年は多くの新芽がシカの食害に遭ったためだ。代わりに伸びた脇芽のつぼみが膨らみ始めていて、あと1週間ほどで咲き誇りそうだという。

 同園は、光秀が家紋にしたキキョウを中心にアジサイやハンゲショウ、ギボウシなどを住民らが栽培。2004年から期間限定で毎年オープンしている。

 今年は6月下旬の開園前に、園内にシカが侵入して、キキョウなどの若い芽を食べた。食害がひどい一部エリアは公開休止する一方、アジサイやルドベキアは既に見頃で、被害がなかったキキョウも青紫や白、ピンク色の花を開かせている。

 同園は、キキョウの脇芽が咲きそろうのは13~15日前後になるとみている。「1株に脇芽が数本生えているので、花の数は増えて見応えがありそう」と期待した。

 21日まで。午前9時~午後4時。中学生以上600円。