東静岡ローラースポーツ施設 静岡市 移転先に6候補選定 来秋供用開始へ

AI要約

静岡市は、ローラースポーツ施設「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」の移転先候補を6カ所に選定した。

市は移転先の最適地を決めるために機能検討や地域住民へのヒアリングを進めている。

施設はスケートボードの五輪種目採用を受けて大きな需要があり、存続を望む声がある。

東静岡ローラースポーツ施設 静岡市 移転先に6候補選定 来秋供用開始へ

 静岡市は4日までに、JR東静岡駅北口市有地を暫定利用しているローラースポーツ施設「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」の移転先候補として、6カ所を選定した。年内にも絞り込み、2025年10月からの供用開始を目指す。現在の施設の利用は同9月末までとし、アリーナ整備を目指して同10月から発掘調査に着手する。

 移転先の候補は、旧足久保小運動場(葵区)▽東静岡大橋高架下(同)▽中島浄化センター(駿河区)▽東名高速道高架下(同)▽大谷・小鹿の調整池(同)▽清水港新興津緑地(清水区)の6カ所。一定の広さがある市有地で、周りに住宅地がない条件で選定したという。

 市は必要な機能の検討や利用者、地域住民へのヒアリングを進め、最適地を決める方針。

 施設は20年東京五輪の正式種目にスケートボードが採用されたことなどを受け、北口市有地の整備方針決定までの暫定利用として17年に開設した。市内外から多くの選手や愛好家が訪れ、新型コロナウイルス禍も含めて利用者は年々増加し、存続を望む声も上がっている。