青森・野辺地に「コーヒー青空」 約10年のDIY改装、小学生のアイデア採用も

AI要約

カフェ「コーヒー青空」が若葉小学校近くにオープンした。手作りのカレーやチーズケーキなどのフードメニューを提供する。

店主の吉田明弘さんの経歴や想い、カフェの特徴、内装の工夫などについて紹介。

吉田さんの目標や営業時間に関する情報、お店のコンセプトについて述べられている。

青森・野辺地に「コーヒー青空」 約10年のDIY改装、小学生のアイデア採用も

 カフェ「コーヒー青空」(野辺地町中道、TEL 0175-64-7707)が6月12日、若葉小学校近くにオープンした。(青森経済新聞)

 「焙烙(ほうろく)」の茶器を使い自家焙煎(ばいせん)した豆でいれたコーヒーをはじめ、手作りのカレーやチーズケーキなどのフードメニューを用意する同店。

 店主の吉田明弘さんは現在64歳。これまでに、公務員、バイクレーサー、バー経営などを経て2009(平成21)年に自宅で「泰平煎餅(せんべい)店」を出店した。共に店を切り盛りしていた妻が病に倒れ店に立てなくなったことをきっかけに2012(平成24)年、煎餅店を閉めた。

 「一人でも営業できる店を始めよう」と考えていたという吉田さんは18歳のころ、アルバイトした喫茶店で焙煎(ばいせん)を体験し、趣味の一つになったというコーヒーと、調理師の資格を生かしてカフェを始めようと決め2015(平成27)年、自宅の改装に着手した。解体して出た廃材を再利用しながら、作業の全工程を1人で行い、キッチンや座敷だった場所をカフェスペースとして利用できるようにした。客は靴を履いたまま入店できる。9年3カ月に及ぶ改装工程の記録は写真に収めているという。

 連日作業する吉田さんを見ていた近所の小学生から、看板のロゴや壁のデザインの提案があり、看板の「COFFEE」を「KOHi」と表記したり、鳥のイラストを採用し外壁にペイントしたりした。吉田さんは「子どもたちからいいアイデアをもらった」とほほ笑む。

 店舗面積は約15坪。席数は16席。店内には吉田さんが集めてきた車やバイク、アート、音楽、アウトドアなどに関するアイテムや雑貨、写真を飾る。吉田さんは「自分の趣味が詰まっている。どこを切り取っても絵はがきになるような空間を意識して配置した」と話す。

 メニューは、「ブレンド」「ブラジル」「コロンビア」などのコーヒー(以上330円)、ソフトドリンク(330円~440円)、「キーマカレー」「カレーうどん」「オートミールの雑炊」(以上660円)、「レアチーズケーキ」「コーヒーゼリー」「牛乳プリン」(以上330円)など。

 吉田さんは「お客さま一人一人に喜んでもらえる店にしたい。来てくれる子どもや若者たちにも、青空で過ごす時間を楽しんでほしい。できるだけ長く続けるのが目標」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。