北斗市沿岸で伝統のホッキ突き採り漁始まる

AI要約

北斗市沿岸で始まったホッキガイの突き採り漁について。漁期は来年3月末まで。突き採り漁の伝統的な方法や漁獲量などについて述べられている。

ホッキは毎年4月から禁漁となり、7月1日に解禁された。悪天候のため初操業が2日ずれ込んだ。漁獲の制限や資源保護についても触れられている。

漁師からのコメントやホッキの特性について。昨年よりも資源がある印象で、ホッキの美味しさや料理への利用法について語られている。

北斗市沿岸で伝統のホッキ突き採り漁始まる

 【北斗】北斗市沿岸で2日、ホッキガイの突き採り漁が始まった。先端に4本の爪が付いた長さ約5メートルの棒を使用し、前浜だけで行われている伝統的な漁法。上磯郡漁協上磯支所によると、この日は5隻で約150キロを水揚げした。漁期は来年3月末まで。

 突き採り漁は爪の付いた棒で海底を突き、コツコツとした手に伝わる反応を頼りに、貝を爪に挟み込んで漁獲する。ホッキは産卵貝の資源保護のため、毎年4月から例年漁が解禁となる6月中旬ごろまで禁漁となっており、今年は7月1日に解禁。同日は悪天候だったため、初操業が2日にずれ込んだ。

 この日は午前8時から操業が始まり、同11時をめどに漁を終えた舟が同支所の荷さばき所前に接岸。ホッキを陸に揚げると、同支所の職員がすぐさま重さを量っていた。同支所では資源保護のため、8・8センチ以上の個体しか漁獲しないようにしている。漁師の滝本正幸さん(73)は「まだ始まったばかりだが、昨年よりは資源がある印象。北斗のホッキは柔らかく、どんな料理にも合うのでぜひ食べてほしい」と話している。