宮城・白石の「あじさいロード」 8キロにわたり色とりどり

AI要約

宮城県白石市川原子地区にある市道「あじさいロード」で、アジサイが最盛期を迎えている。地元住民が管理する5000株のアジサイが8キロにわたって咲き誇り、今年は色が濃いという。

あじさいロードは地元住民による「川原子あじさいを愛する会」が管理し、1981年に植栽が始まった。気晴らしのために始められ、苗の盗難など苦労もあったが、長年にわたり続けられている。

会は2011年に発足し、県からも表彰を受けるなど活動が評価されている。あじさいロードは車で観賞できる場所で、高齢者にも好評だという。

宮城・白石の「あじさいロード」 8キロにわたり色とりどり

 宮城県白石市川原子地区にある市道、通称「あじさいロード」で、アジサイが最盛期を迎えた。地元住民でつくる「川原子あじさいを愛する会」(鈴木閑(しずか)代表)が管理する5000株が8キロにわたって咲き誇る。今年は少雨のためか、花の色が濃いという。

 あじさいロードは自治会長だった鈴木一二(いちじ)さん(99)が1981年に植栽を始めた。梅雨時期の気晴らしの意味も込め、集落の上の方から少しずつ苗を植えていった。苗が盗まれ、代わりの苗も盗まれる苦労も味わった。

 住民有志による会が発足したのは2011年6月。長年の活動が評価され、県から表彰を受けたこともある。一二さんは「協力してくれる人がいるから、やってこられた」と語る。

 あじさいロードは鎌先温泉に近く、宮城蔵王キツネ村へ向かう道でもあり、多くの車が通る。会の大槻吉男さん(80)は「車から降りなくても観賞できるので高齢者らからも好評だ」と話す。標高の高い所では7月中旬ごろまで楽しめるという。