![](/img/media/664efe52141a5.jpg)
尾道市職員を加重収賄の罪で追起訴 道路工事の入札で「最低制限価格」漏らす 広島地検
尾道市の職員が道路工事の入札情報を漏らし、現金を受け取る事件が発覚。広島地検が職員と業者を贈賄や加重収賄の罪で追起訴。
元社長と専門員が起訴され、一般競争入札で不正行為を行なった過程が明らかに。
最低制限価格が推測できる設計書を業者に渡し、金額を操作。職員は謝礼として現金を受け取り、複数回の不正が発覚。
![尾道市職員を加重収賄の罪で追起訴 道路工事の入札で「最低制限価格」漏らす 広島地検](/img/article/20240702/668399aa34944.jpg)
尾道市の職員が道路工事の入札で業者に情報を漏らし現金合わせて6万円を受け取っていたとして、広島地検は尾道市の職員と情報を受け取っていた業者を贈賄や加重収賄の罪で追起訴しました。
贈賄や加重収賄の罪で追起訴されたのは「渡辺工業所」の元社長・大崎一義被告(58)と、尾道市土木課の専門員・高橋宏和被告(52)です。
起訴状などによりますと、高橋被告は去年3月に行われた尾道市発注の道路工事(日比崎228号線道路改良工事)の一般競争入札をめぐり、「最低制限価格」が推測できるような設計書を大崎被告に渡していました。
大崎被告が社長を務めていた「渡辺工業所」は「最低制限価格」より数千円高い金額で工事を落札し、高橋被告はその謝礼として現金3万円を受け取った罪に問われています。
さらに、高橋被告はこの犯行の3カ月後に行われた同じ道路工事の一般競争入札でも、同様の手口で、謝礼として現金3万円を受け取った罪に問われています。