「合意書決定のプロセスに問題なかった」静大・浜医大の統合再編合意の検証巡り静大前学長が見解

AI要約

静岡大学と浜松医科大学の再編問題に関する合意書において、静岡大学の学長が合意書の決定プロセスに問題はなかったとの認識を示す会見を開いた。

静大教員が反対運動を行い、静岡市が大学の再編に介入していることに批判を示した。

大学の運営に自治体が介入することを問題視し、静岡市との関係が大きな遺恨を残したと指摘した。

「合意書決定のプロセスに問題なかった」静大・浜医大の統合再編合意の検証巡り静大前学長が見解

膠着状態が続く静岡大学と浜松医科大学の再編問題をめぐり「1法人2大学」案の合意書を結んだ当時の静大の学長が7月1日、会見を開き「合意書の決定プロセスに問題はなかった」という認識を示しました。

1日、静岡県庁で会見を開いたのは静岡大学の石井潔前学長です。

会見では、膠着状態が続く静大と浜松医科大の再編問題をめぐり、現在、静岡大学の内部で合意書に至る決定プロセスを検証する作業が行われていることについて、「学内の手続きに問題はなかった」という認識を示しました。

また、合意書が承認されてから静岡キャンパスの教員が静岡市の政財界に反対運動を働きかけたことを批判しました。

<静岡大 学石井潔前学長>

「大学の決定を自治体のだし、大学の決定をするようなことはやめて欲しい。静岡市が反対しているから、再編ができないという説明は、おかしいじゃないかということが一番訴えたいこと」

静岡市を大学の運営に介入させたことについて、「静岡キャンパスの教員の動きは大きな遺恨を残した」と指摘しました。