神奈川県、犬猫殺処分ゼロ継続 23年度、保護猫の多くは「多頭飼育崩壊」 キャパオーバーで「再開検討を」の声も

AI要約

神奈川県動物愛護センターでは、保護された犬と猫が続く殺処分ゼロの取り組みが続いており、2023年度もゼロを達成した。ただし、多頭飼育崩壊が原因で保護された猫の数が増えており、センターの収容規模が限界に近い状況にある。

23年度に保護された犬は前年度比で187頭、猫は400頭であり、保護数は減少しているが、多頭飼育崩壊の有無によって収容頭数が大きく変動している。保護の主な理由は「飼えなくなった」と「所有者不明」が多く、猫の中には多頭飼育崩壊によって保護されたものも多い。

このような状況に対応するため、県が22年に新設した臨時収容施設を活用しているが、災害などが発生した場合にはこれ以上動物を受け入れられないリスクがあるため、殺処分の再開も検討されている。