発がん性の指摘…化学物質「PFAS」が水源地から検出された岐阜県各務原市 対策委開き水質改善に向け協議

AI要約

岐阜県各務原市の水源地からPFASが検出され、水質改善対策委員会が開かれた。

市内の31地点からPFASの数値が目標値を超えて検出された問題が浮上。

対策委員会では今後の長期的な対策についても協議が行われる予定。

発がん性の指摘…化学物質「PFAS」が水源地から検出された岐阜県各務原市 対策委開き水質改善に向け協議

 岐阜県各務原市の水源地から発がん性が指摘されている「PFAS」が検出された問題を受け、6月29日、水質改善に向けた対策委員会が開かれました。

 各務原市では、2020年に三井水源地で発がん性が指摘されている有機フッ素化合物=PFASが検出され、その後の水質調査の結果、市内の井戸など31地点から目標値を超える数値が検出されました。

 こうした事態を受け29日、専門家からなる「水質改善対策委員会」が開かれました。

 委員会は、活性炭を使用しPFASの除去を行ってきた市の対策などについて評価しましたが、PFASの数値が高く出ている井戸からの取水を止めることで、他の地点で数値が上昇する恐れがあると指摘しました。

 委員会では今後、長期的な対策についても話し合われる予定です。