桜島フェリー 7月1日から値上げ 旅客も車両も、全体で2割程度アップ 購入済み回数券などの注意点は?

AI要約

鹿児島市は7月1日から、桜島フェリーの運賃を値上げする。値上げ幅は全体で2割程度であり、旅客や車両の運賃が値上がりすることが発表された。

購入済みの回数券は7月1日以降も使用可能だが、差額を支払う必要があり、新たに設定されるシニア定期券など、詳細な情報も提供された。

桜島フェリーは様々な要因により利用が低迷しており、市は昨年から値上げの方針を示しており、実施が決まった経緯が明らかにされた。

桜島フェリー 7月1日から値上げ 旅客も車両も、全体で2割程度アップ 購入済み回数券などの注意点は?

 鹿児島市は7月1日から、桜島フェリーの運賃を値上げする。旅客が大人250円(50円増)、小児130円(30円増)。車両が軽自動車(3~4メートル未満)1700円(300円増)、普通自動車(4~5メートル未満2350円(400円増)など。全体で2割程度の値上げとなる。

 6月30日までに購入した回数券は7月1日以降も使用できるが、差額分を現金または差額券で支払う必要がある。差額券は鹿児島・桜島両港の窓口、または桜島港の料金徴収所で販売する。

 購入済みの定期券は引き続き期限まで使用可能。65歳以上が対象のシニア定期(1カ月5250円)が新設される。

 桜島フェリーは近年、東九州自動車道の延伸や桜島噴火警戒レベル4への引き上げ、新型コロナウイルス禍などにより利用が低迷。市は昨年7月に値上げの方針を示し、市議会は今年の3月定例会で関連議案を可決した。